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   千年家      
  千年家(国指定重要文化財)
文化財の指定 昭和42年6月15日 文化財保護委員会告示・第34号
構造形式 桁行14m 梁間3.8m 一重・入母屋造・茅葺
旧古井家住宅略記
古井家は昔から”無災の千年家”と称された由緒ある民家である。
現存する建物の建築年代は明らかにし難いが上屋軸組の構造技法などからみて室町末期のものと推定されており、民家としては全国でも一・二を争う古い遺構である。
建物は江戸中期の大修理や、その後二・三度の改修によって居室部は田の字型平面に改められ、また柱間装置も改変されていたが、今なお上屋の主要部には建立当初の柱や梁が遺存していて古い間取りや間仕切りの痕跡を留め、中世民家の形態をうかがうことができた。
  したがって昭和45・6年にかけておこなわれた文化庁指導の解体修理(上屋の軸組を除く)で、これら資料を検討のうえ、建物は建立当初の姿に復元整備がなされた。
この建物の規模は桁行6間・梁間3間の上屋に周囲半間通りの下古屋をつけたもので、柱間寸法は今の一間に比べて3〜12センチメートルも広く、桃山期以前の丈量によったものと思われる。
また部材も柱は栗材で、寸法は一定でないが特に太い柱もなく、上屋柱は一間毎に建ち並ぶ古式の構造であり、柱をつなぐ貫は太く、仕上げはすべて”はまぐり刃ちょうな”が用いられている。
なお小屋組は現在、扠首と宇立の併用であるが、当初は扠首だけの構造であったものとみる推論もある。
平面は下手半分が土間・上手の居室部は表通りを広間とした縦割り広間型の三間取りと称される間取りで、すのこ竹の床や「いろり」が復元され、また土間には「かまど」が旧規によって復されている。
  土間が広いことは農家の特徴で、ここに「うまや」が構えられ「からうす」も据えられている。側廻りは開口部も少なくほとんどが大壁で、軒も低くつくられた家で、部屋の間仕切も壁の部分が多くて全般的に閉鎖性の感じが強い建物である。
こうした建物の規模から推考した場合、古井家は中世には長百姓の階層に属した家柄であったかと思われるが、当時の農家の面影を現代に伝えた稀にみる中世民家遺構で、建築史上かつ民俗学的な立場からも貴重な文化財である。
(現地案内板) 
見学料:無料 
内部公開日:土曜・日曜・祝日のみ、10名以上の団体の場合は公開日以外でも可能(姫路市教育委員会文化課 TEL0792-21-2786への予約が必要)
外部の見学は、ウイークデーでも可能。
駐車場は無し、入口に民家の駐車場がありー200円
 
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