旅 瀬戸内(たびせと)

住吉神社 兵庫県西脇市
          
    本殿   
     
    住吉神社 参道    拝殿  
  兵庫県指定重要有形文化財 住吉神社本殿
当住吉神社本殿の身舎(もや)は、正面2間、側面1間の小規模な二間社流造(にけんしゃながれづくり)である。二間社は通常の三間社や一間社と異なり中央に柱が建つため正面性が与えにくく当本殿では向拝(こうはい)ー庇(ひさし)ーを3間にして正面性をもたせている。二間社流造は、県下では5例しか知られておらず全国的にも数少ない珍しいものである。
現存する本殿は建築様式などから棟札(むなふだ)に記されたとおり、元禄4年(1691)に淡路綱村(現 津名郡東浦町浦)の大工、平時貞によって再建されたものであることは明らかで、象鼻(ぞうはな)の下にもう一つ根肘木(ねひじき)から伸びる木鼻(きばな)を飾る点などに、綱村大工特有の技法がみられる。
平時貞は17世紀後半から18世紀初頭にかけて、現在の兵庫県から京都府北部で活躍した淡路綱村の大工集団に属した出稼職人の一人でその中でも特に活躍した大工である。
彼は播州北条の生まれといい出身地名を冠して北条主馬介(しゅめのすけ)、北条播磨守(はりまのかみ)時貞との名乗って、各地の神社の棟札にその名を残している。
県下の少ない二間社流造の一つである。
温泉町の面沼(めぬま)神社本殿も彼が延宝2年(1674)に建てたものである。
当住吉神社本殿は、二間社流造という全国的にも珍しい建築様式をもち、保存状態もよく、その技法を知る上できわめて重要であるとともに、建築年代や大工も明らかで、その特徴もよく示しており、近世前期における大工集団の活動をさぐる上でも貴重な建造物である。
    指定日 平成9年4月8日 西脇市教育委員会
(現地案内板)
 

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